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円高が理由でfxのロスカット爆死報告多数!2024年の悲惨なジェットコースター

2024年の円高の理由

2024年4月の為替介入劇から2か月と少し経ちました。

2024年1月には140円台だったドル円。

そして大きく円安が進み、7月10日には161円台で推移していたドル円は、8月2日には146円台で推移しており15円以上の暴落劇を起こしています。

その後も円高に進み続け、一時的に最大141.70まで到達しています。

この記事ではたった1ヶ月で20円のジェットコースター相場となっている円相場について、円安と円高の原因や背景を詳しく解説していきます。

2024年に160円台まで円安になった理由はこちらの記事で解説しています。

目次

円高によるfxのロスカットや爆死報告が相次ぐ

7月10日時点では161円だったドル円のレートは、8月3日時点で146円台になっています。

1か月も経たない内に暴落した出来事に、Xではロスカットの爆死報告が多数見受けられます。

2024年4月に160円台に行った時もロスカットというワードがトレンド入りしていましたが、再びトレンド入りする出来事が起きています。

急すぎる円高相場で損切できない方や、レバレッジをかけたトレードをしている方が次々とロスカットされている状況です。

ここまで急ピッチで円高になったことには複数の理由があります。

2024年の円高の理由を時系列で解説

円高円高と言っても、1つの理由だけで円高になるわけではありません。

いくつもの複合的な材料にプラスして、投機的な円高圧力やストップロスなど、タイミングが合致したために暴落という形になっています。

2024年7月から8月までの円高になった流れを時系列順に解説していきます。

  • 為替介入
  • トランプさんによる円安牽制発言
  • 河野太郎大臣による利上げ催促
  • 季節的な円高要因
  • 日銀の利上げ期待
  • 日銀金融政策決定会合
  • アメリカの景気後退懸念
  • 円キャリートレードの巻き戻し
  • 日米の金利差縮小への期待
  • 日経平均大暴落によるリスクオフ

為替介入

7月10日にはドル円レート161円台で推移していましたが、7月11日に為替介入を実施しています。

この日の為替介入では約4円の円高にもっていくことに成功しますが、次の日には再び円安に戻ろうとします。

すかさず為替介入らしき円高の動きが入り、157円で推移してマーケットクローズしています。

トランプ元大統領による円安牽制発言

6月28日、トランプ元大統領とバイデン大統領によるテレビ討論会が放送されました。

この時バイデンさんは度々口ごもったり、受け答えに時間がかかったりと年齢を感じさせる対応をしてしまったため、次期大統領はトランプ元大統領で確定的と思わせるような討論会でした。

トランプさんは7月16日、ブルームバーグのインタビューで円安に対する否定的な発言をしています。

トランプさんは貿易を有利に進めたい人であり、他国の行き過ぎた通貨安を嫌います。

次期大統領がトランプさん濃厚になればなるほど市場が円高に反応し始めていきます。

河野太郎大臣による日銀への利上げ催促発言

7月17日、自民党の河野太郎デジタル相がブルームバーグテレビジョンに出演し、「日銀は利上げする必要がある」、「円は安すぎる、価値を取り戻す必要がある」などと発言し、市場は大きく反応しています。

この日158円台でマーケットが開いたドル円レートは、156円前半まで円高が進むこととなります。

季節的な円高要因

アメリカの大統領選挙のある年は、数か月前から円高に進みやすい傾向があります。

過去の統計でもほとんどの年で一時的に円高が進んでいます。

また、毎年8月~9月は株価が下落する傾向です。
ここ40年のデータでは、1年の内最も下落しやすいシーズンです。

株価の利益確定の動きからも、リスクを取って投資をする流れが控えめになるシーズンなため、後に解説する円キャリートレードも手仕舞いの動きが出やすいのです。

日銀の利上げ期待

7月22日、自民党の茂木敏充幹事長が都内での講演で「日銀は段階的な利上げの検討も含めて金融政策を正常化する方針をもっと明確に打ち出す必要がある」と発言し、海外投資家たちの頭に利上げ期待を植え付けることとなります。

利上げ期待はさらなる円高を進ませ、7月25日には一時的に151.9円まで円高が進みます。

その後155円まで戻るも、日銀金融政策決定会合の前夜、NHKからリーク記事が掲載されます。

こちらの内容は7月31日の会合で政策金利を0.25まで引き上げるだろう、というリーク内容です。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240730/k10014530221000.html

3月にマイナス金利を解除した際も、前もってリーク記事が観測されていたため、今回のリーク記事は信憑性が高いと判断され、155円台から152.5まで円高が進んでいます。

日銀金融政策決定会合

7月31日、日銀による政策金利の引き上げが発表され、リーク記事の通り0.25まで引き上げとなりました。

発表後、植田総裁の記者会見では「追加利上げの可能性を排除しない」や「円安が物価に影響を及ぼす」等の強い姿勢を取ったことで、会見後もグングン円高が進み149円台に突入することとなります。

アメリカの景気後退懸念

8月2日、アメリカの雇用統計が発表されました。

ここ10年間以上、ずっと強かったアメリカの雇用環境の指標が大幅に悪化の結果となり、強烈なドル安+円高になります。

ドル円は数時間で146円台まで進み、投げが投げを呼んでいるような相場状況で、大量のロスカットを巻き込み、パニック気味な動きをしていました。

元々アメリカは9月に利下げをすることが織り込まれていましたが、その利下げ幅も大きめになると市場に見られ始めたのが今回の暴落の理由です。

雇用統計の結果にはそれほどのインパクトがあったため、株価も大きく下落し、強烈な円高相場となりました。

円キャリートレードの巻き戻し

これまで解説してきた円高の原因にプラスして、円キャリートレードの巻き戻しが円高の理由の1つになっています。

円キャリートレードとは低金利の円を借りて(円を売る)、高金利の通貨を保有することで金利差による利益を得る投資です。

日本と比べて世界の金利は非常に高くなっています。

スクロールできます
日本アメリカユーロ
0.255.504.50
イギリスカナダオーストラリア
5.004.504.35
ニュージーランドスイス中国
5.501.253.35
トルコ南アフリカメキシコ
50.008.2511.00
2024年8月時点の各国の政策金利

この金利差収益を狙った投資が、手仕舞いされていく動きのことを円キャリートレードの巻き戻しと言います。

市場がリスクオフになると巻き戻しが起こりやすく、リーマンショック時は強烈な円高相場となっていました。

世界で一番買われているアメリカ株が下落傾向のため、アメリカ株を買うためにドルを買って円を売るような動きが入りづらく、それもまた円高が止まらない原因の1つです。

日米金利差縮小の継続性

2024年3月までマイナス金利を採用していた日本に対して、アメリカはインフレ退治のために5.5%の高金利を続けてきました。

この金利差が円キャリートレードを呼び込み、世界的なドル需要も相まって、ドル円レート161円まで進んできた一因とされています。

しかしながら、2024年日銀は0.25まで金利を引き上げ、今後も利上げをする可能性はあります。

そして、アメリカは景気後退局面に入ると、どんどん金利を下げていきます。

2国の金利差は今後縮小し続けると見込まれており、その期待が円高を誘発しています。

日経平均大暴落によるリスクオフ

8月5日、日経平均は4451円の歴史的大暴落となっています。

株が大きく下がると、株などの様々な投資商品を安全通貨である円に換えようとする動きが出ます。

これをリスクオフと言います。

リスクオフ時は投資家は円以外にもゴールドなど、価値が変わらないものに換えておこう!と、一旦リスクを伴う商品から逃避する行動に移ります。

この流れがさらなる円高を引き起こし、一時的にドル円レートは141.68まで円高が進んでいます。

円高はいつ終わるのか?

円高がいつ終わるかは誰にもわかりません。

ただ、日本の景気がいいわけではないことが、日本に住んでいる私たちならわかると思います。

本来日銀による利上げは、景気がいい時に進めていくものです。

今後日銀が急ピッチで利上げしていくとは考えづらく、海外投資家がそこに気づいた時に円高は終わるものと思っています。

今後の円の動きに関して、随時更新して追記していきます。

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