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- 株はいつ買うと利益を出しやすい?
- 株を売るタイミングも知りたい!
- 株の儲け方を知りたい!
投資歴15年の僕が株を買うべきタイミングを過去のデータで検証しました。これまでの歴史からの傾向をお伝えします。
初心者でも利益を出しやすい方法を実例踏まえて説明していきます。
この記事の執筆者
株は何を買うかではなく「いつ買うか」
これまでの歴史から株をいつ買えば利益を出しやすかったのか。
12年間のデータを検証したので解説します。
結論から言えば、アノマリーを利用することで投資タイミングを測ることできます。
投資の世界でのアノマリーとは、「根拠はないのに毎回決まった方に動く統計のようなもの」で、その確率は非常に高いです。
今回は数あるアノマリーから一つをご紹介します。
10月から年末にかけてのアノマリー【1】
毎年10月のどこかから年末にかけて株価指数が上昇するアノマリーがあります。
個別株も基本的に上昇傾向です。
年末ラリーと言われていて、まずクリスマスに向けた企業の売り上げの上昇があります。
そして、投資家がお休みを取るため市場参加者が減って売る人が少ない市場状態です。
「閑散相場に売りなし」という格言があるように買われることのが多い傾向があります。
勝率で言えば90%以上です。
12年間のデータを検証すると、2012年から2023年までで下落した年は2018年のみです。
ダウ平均株価を例に解説します。
以下の6つのチャートを見てください。
NYダウ日足チャート
引用元:trade view
・2023年は10月30日から上昇し、年末までずっと上昇。約【5000ドルの上昇】
・2022年は10月13日から上昇し、11月30日に高値をつけて【約6000ドルもの歴史的上昇】
・2021年は10月6日から上昇し、11月8日高値をつけた値幅は【約2000ドル】その後下落し、12月1日から30日まで再び【約1500ドルの上昇】
・2020年は10月30日から上昇し、年末までずっと上昇。【約4400ドルの上昇】
・2019年は10月3日から上昇し、12月27日に高値をつける。【約3000ドルの上昇】
2012年~2017年も値幅は違いますが、これに近い形のチャートになっています。
どの年も直前に大なり小なり下落してから上昇している点が非常に重要な注目ポイントです。
唯一下落して年末を迎えた2018年も、実際は10月29日から11月8日までは約2000ドル上昇しているんです。
アノマリーが効かなかったわけではなかった。
つまりこの12年間の年末アノマリーが起きた確率は100%だったということです。
2018年はその後下落して11月26日から12月3日まで約1600ドル再度上昇。
そこから3400ドルの暴落です。
アメリカと中国の喧嘩、景気先行き不安、政府閉鎖懸念これらが同時に起きたことで株価は下落しました。
1:10月に入ってすぐに投資するのではなく、株価が下落してから投資を考えること
2:上昇期間が短い場合もあるため、分割して投資を行って適度に利益確定させていく
3:世界経済の先行きに不安がないか注意し、不安がある場合は見送りも検討すること
投資の世界には他にも様々なアノマリーがあります。
アノマリーを制するものは投資を制すると言ってもいいくらいのポテンシャルがあります。
アノマリーを自分の血と肉に落とし込んでおくことが、先を見据えた投資戦略を組むのに非常に有用です。
国策と金融政策を見て株を買うタイミングを測る
株式に最も影響がある国策は金融政策です。
日本では日銀が年8回金融政策決定会合を、アメリカではFRBが年8回FOMCを開催しています。
お金を市場に増やしたり、政策金利を上下させて自国経済がよくなるようにコントロールしてるんですね。
実際どの程度影響があるのか見ていきましょう!
量的質的緩和と政策金利の転換期を狙う【2】
週足チャート
上のチャートは2013年~2015年に日銀が2回量的緩和政策を行った時の日経225のチャートです。1本のろうそく足が1週間分になっています。
ここではいつ株を買うべきだったか?
日本は長い間デフレと戦っていて、払拭するために金融緩和政策の新しい舵取りを始めたのが2013年4月です。
この時の中央銀行総裁は黒田東彦さんです。
彼が量的質的緩和を導入し、2014年に10月にさらに拡大しました。
市場では黒田バズーカと呼ばれています。
この流れは安倍政権のアベノミクスとも呼ばれ株価は大きな上昇をしています。
緩和導入時より拡大時の方が特に上昇幅が大きいです。
緩和拡大時には、日銀のデフレを脱却するための断固とした意志を感じました。
その姿勢が海外投資家たちの認識を改めさせることになり、株価は上昇していきます。
個別株どうなった?
上のチャートを見ると、トヨタ自動車とユニクロを傘下に置くファーストリテイリングの株価も全く同じタイミングで上昇しています。
導入時より拡大時のが上昇幅が大きいのは、日銀が断固として「物価目標を達成するまで緩和は止めない」「必要であればさらに追加的緩和をする」と強い姿勢を示したからです。
この時の事が株価だけではなく、世界中の株式トレーダーたちの日銀に対する感度さえも上昇させる出来事になりました。
「来月は日銀の会合があるから持ち株はまだ保有する」
「次の日銀で追加バズーカがあるかもしれない」
と、売買のタイミングを決めるのに重要な日となったのです。
世界の主要国では量的緩和を採用してる国が数多くあり、それらの転換期を見ておくことで投資売買のタイミングを見極めるのに役立ちます。
(他のリスク要因があると思った通りに動かないこともあります)
なんで量的質的緩和や利下げをすると株価に影響が出るの?
簡単に解説すると
緩和をして金利を下げると同時に中央銀行は金融機関から国債などを買う
↓
銀行はお金が増えたので融資や投資にお金を回す
↓
金利が低いので企業がお金を借りやすくなる
↓
資金力が増えて生産力が上がり、利益を出しやすくなる
↓
投資家は企業の成長を見越して投資する
↓
株価が上がるというカラクリです
緩和時はお金が市場に回るため、通貨安になりやすいので円安になります。
円安になると輸出企業の利益率は上昇します。
緩和時は輸出企業の株を狙い、緩和をしておらず円高時は輸入企業を狙うのがスタンダードな考え方です。
米国株の10年間のチャートを見て投資タイミングを学ぶ
S&P指数月足チャート
アメリカのS&P指数のチャートを元に10年間で大きく動いた出来事から投資タイミングをシミュレーションしていきます。
1本のローソク足が一月のチャートになっています。
順番に解説していきます。
トランプ大統領誕生【3】
チャートの左下側を見てください。
2015年2016年と低迷していた株価を持ち上げたのはトランプ大統領就任から始まっています。
元々大統領選の年は株価は下がりにくい、もしくは下がっても戻ってくることが多いアノマリーがあります。
大統領選って投資タイミングに関係あるの?
と思うかもしれませんが大いにあります。
それは大統領就任後の公式会見で話す経済政策です。
彼は2017年1月20日の就任演説で言いました。
「貿易・税制・移民・外交に関するあらゆる決定は米国の労働者や家族の利益になるようにする」
この発言で国民からの期待が強く生まれます。
市場は期待から株を買います。
実際にトランプさん就任から15か月間で下落した月は一月だけです。
日本の首相が決まる時は株価への影響はそれほどでもありません。
海外の大統領就任と会見は、投資を考える上でビッグイベントとなります。
直近の例では2023年11月にアルゼンチンの大統領にミレイさんが就任し、アルゼンチンの株価指数は1週間で約20%上昇しています。
1:より高い確率で上昇を見込むなら、大統領が変わる前の株価が低迷している方がいい。
新しい大統領に期待が集中するので株価が上がりやすい。
2:税金に対する経済政策には注意。
減税→企業が利益を出しやすくなり、投資が増えるので株価は上昇傾向
増税→全体的に株価は下がりやすく、特定の株が上がりやすい(家や車を増税前に買う人が増えるなど)
3:軍備増強→防衛関連株が上昇し、産油国や主要国ならエネルギー関連も上がりやすい。
4:世界の主要国の大統領選の日程と株価、現在の経済政策を把握して次の大統領選に備えよう!
5:世界中の株を取引きできる証券口座を作っておこう!
コロナショックから儲け方を学ぶ【4】
2020年2月のコロナショックは世界中の株価を大暴落させ、人が外に出かけなくなり、多くの中小企業が会社を畳むこととなりました。
半面家の中で生活するためのサービスがたくさん生まれます。
製薬関連株の上昇は考えるまでもなく、画像のamazonやnetlixなどの自宅で利用するサービスの株価上昇が目立ちました。
今までamazonを利用していなかったおじいちゃんおばあちゃんも「あら便利」と初めて体験して認知したというケースです。
改めてチャートを見てください。
FRBはコロナへの対策として2020年3月の3日にまず0.5%利下げして様子を見ます。
効果が薄いと判断すると、3月15日に1.0%の利下げ+量的緩和再開を発表します。
リーマンショック時以来のゼロ金利政策です。
実はこの3月15日が絶好の投資のタイミングになっていたのです。
歴史を見てください。
以下のチャートはリーマンショック後のゼロ金利政策導入時のS&P指数のチャートです。
引用元 trade view
FRBは2008年12月にゼロ金利政策を導入しましたが、2月までは下落しています。
3月からようやく上昇し始め、強烈な上昇トレンドを作っていきます。
「ゼロ金利政策を導入したからって、コロナの時も同じように上昇するとは限らないんじゃないの?」
と、思うかもしれません。
コロナ発生時に金融危機が起きていたら上昇していなかった可能性はあります。
だからこそFRBは金融危機が起きる前に手を打ったのです。
金融危機による連鎖的倒産劇を一度経験しているからできたことです。
ここからは確信犯的な株価の上昇と、コロナバブルを作り出していきます。
株を買うタイミングはわかった!じゃあいつ売ればいいの?【5】
それはアメリカのFRBが金融政策を転換させる時、つまり今までの逆をやる時です。
1:量的緩和を縮小し始める時
2:利上げを示唆した時
3:ゼロ金利政策を解除するとき→利上げを始める時
2021年末からのS&P指数のチャートを元に解説していきます
量的緩和の縮小をテーパリングと呼びます。
金融機関から国債などの資産を買う量を減らしていくことです。
上のチャートでは2021年11月のFOMCで量的緩和を縮小していくと発表し、株価は下落しています。ですが次の月の株価は上昇しています。
1月のFOMCでは「3月からゼロ金利政策を解除して利上げしていく予定」と発表し、株価は大きめの下落をしています。
3月のFOMCでゼロ金利解除しましたが株価は上がっています。
その後半年間株価が下落してるのは利上げが1回で終わらないとわかったからです。
仮にこの時利上げが1回で終わっていたら株価は上昇していた可能性すらあります。
それほど上昇の勢いが強かったのがコロナバブルです。
利上げすると何故株価が下がるの?
いつ株を売るのがベストか?
チャート上では利上げ示唆する一歩手前が最高値になっています。
1:量的緩和を縮小し始める時
2:利上げを示唆した時
3:ゼロ金利政策を解除するとき→利上げを始める時
今回はこちらの1番と2番の間が株の売り時でした。
相場の織り込みが始まったのがその時だったということです。
相場の織り込みスピードは時によって違うので、1番で売っておくのも悪い選択ではないと感じます。
相場の織り込みについては以下の記事で考え方をマスターしてください。
本記事のfxバージョンはこちらで詳しく解説しています。
日常から儲かる投資先を見つける方法
普段生活をしている中にも投資チャンスは溢れています。
僕ら日常で使っているものを制作してる会社に投資することで利益を出せた具体例をお話していきます。
株価が上がる2つの潜在的要素
友人に「これ超便利だよ」とつい言ってしまう
商品やサービス、作品など。
どちらかを満たしていて、まだ流行っていないorまだ使っていない段階だと、株を買うタイミングになりえます。
株価が上がった具体例3つ
自分だけが知っているケース【6】
2010年頃たまたま終電を無くしてネットカフェで進撃の巨人を読んだことがあります。
1巻読んだ感想は「超絶面白い」でした。
時は経ち、2013年4月7日からアニメ版進撃の巨人の放送が決まっていました。
進撃の巨人の制作会社WIT STUDIOはIGポートの連結子会社の1つです。
放送日からのIGポートのチャートを見ください!
IGポート日足チャート
引用元:Trade view
4月7日のアニメ版1話目を見た感想は「クオリティがめちゃ高い」
僕の感想とは裏腹に、放送日明けの4月8日の株価は748で前日と変わっていません。
なぜならこの時はまだ皆が面白いと気づいていなかったからです。
ここが株の買い時になっていました。
ネット上で「超面白い」と話題になり始め5月20日には3倍以上になり、最大2480まで上昇しています。
2013年6月には攻殻機動隊の映画の上映も控えていたことも一因です。
株の世界では話題が話題を呼ぶと投機的な動きになり、一時的にこういった動きが出ることがあります。
IGポートの子会社は「PSYCHO-PASS」や「攻殻機動隊」などヒット作を多く生み出しているのもありますが、2023年12月には最大5400まで株価が上がっています。
資金力の豊富さと国が推奨しているケース【7】
続いてソフトバンクとLINEヤフーが共同出資して設立したpaypayを例に解説していきます!
paypayは2018年に設立され、その年の12月と翌年2月にpaypay決済での購入金額から20%をポイント還元する、100億円ばらまきキャンペーンを実施しています。
このキャンペーンのおかげで日本人にキャッシュレスが浸透したと言ってもいいくらい話題になりました。
現在も会員数を伸ばし続け、2023年10月には6000万人の登録者がいます。
2019年のlineヤフーのチャートを見てみましょう!
LINEヤフー週足チャート
引用元:Trade view
まず前提として、経済産業省が2018年4月にキャッシュレス化を2025年までに現在の30%を40%に増やし、最終的には80%を目指すと明言しています。
これは非常に重要な投資要素です。
その時流に乗ったのがソフトバンクとLINEヤフーだと見ています。
チャート上ではキャンペーン時は株価は上昇せず、「爆発的に会員数が伸びてきてこれからだ」と期待されるようになったのはコロナ後でした。
20%も還元されたらお得すぎて「思わずつい人に言ってしまう」となります。
この時が株を買うタイミングとして有力です。
何故なら「国が勧めてる政策に沿う会社は上昇する傾向がある」からです。
次のケースでさらに理解できるかと思います。
国や総理大臣が勧めている政策に乗る【8】
続いて新nisaです。
ここでの前提は、首相官邸から岸田総理が話していた内容に個人個人のライフスタイルに合わせた資産形成が必要で、政府が手伝うから貯蓄から投資へ切り換えよう!と発言していたことです。
じゃあ何の株が上がったの?
答えは簡単です!証券会社について見てみましょう!
国が勧めている新nisaの影響で2024年の1月口座開設数が何倍にもなっているのが証券会社です。
業界大手の野村證券、ネット証券で大手の松井証券、そしてSBI証券です。
どの企業も右肩上がりです。
投資の格言には「国策には逆らうな」という言葉があります。
このケースは「国が勧めている政策には素直に乗っておきなよ」というパターンです。
初心者に教えたい株のこと3つ
決算前の織り込みに気を付けよう【9】
いくら将来性があると思った会社でも、「凄い上昇してる、乗り遅れる前に買おう!」と行動する前に時期を見て判断していきましょう。
決算前に大きな上昇をしている時は「すでに決算がいいことが織り込まれている」可能性があります。
仮に決算が予想以上でも短期的な上昇から急落することも度々あります。
株は「下がってから買う、下がってから買う」を長期的な分散投資で繰り返していくことが大切です。
データや数字だけで判断しない【10】
決算を見てどれくらい売り上げや利益があったか、経営戦略は素晴らしいか、株価は割安か、IR情報まで目を通し「この会社買いだ!」とお宝を見つけた少年のようになったことはありませんか?
でも「俺の持ち株が全然上がらない・・・」
ということが度々あります。
これは何故かというと投資家から注目されていないからです。
株の世界も流行りや旬が存在します。
話題性があれば投資家が投資家を呼んでくる流れができます。
その流れが上昇トレンドを生み出します。
だからこそ出来高が増してきているかが重要になってきます。
出来高が増すということは認知され始めてる、注目され始めてると判断しやすくなります。
出来高の急増は株投資におけるスタンダードな手法の1つです。
情報に流されすぎないこと【11】
株もfxもそうですが初心者がやりがちなのが、情報を読み漁りそれを鵜呑みにして買うことです。
でも株価は上がらなかった。
次にまた情報を読み漁り買ってみる。
今度は株価は上がった。
この癖をつけてしまうと常に情報に流されて判断してしまい、初心者マークをいつまでも捨てることができません。
このケースで大きく儲け続けている人を聞いたことがありません。
じゃあどうすればいいの?
一つの会社の歴史を紐解いていくと良いです。
例えばアップル社の最初の商品はいつ発売して、その時の売り上げと決算そして株価はどう動いたのか。認知はどうされて、どう流行っていったのか。
次の商品の発表→発売→決算
その時それぞれの株価はどう動いたのかを調べます。
いくつかの会社の歴史を繰り返し見ていくことで、会社が大きくなっていく流れやきっかけのようなものが見えてきます。
株をいつ買えばいいか段々わかってきます。
trade viewのチャートで過去の株価の動きも見ることが出来ます。
これが株を勉強するということです。
まとめ
- 10月アノマリーを利用する
- 量的緩和の転換のタイミングを意識する
- 大統領選挙をチェック
- 世界的なショックの時はFRBの動きに注視する
- 株を売るタイミングは量的緩和の解除時が候補になる
- 国が勧めている政策に沿う企業の株を探す
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